2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

免疫力の低下がガンを生む

毎日5000個のガン細胞の芽が生まれているのに、死ぬまで一度もガンにならない人が2人に1人はいます。 それは、ガンが生じるイニシエーション、ガン細胞の芽がガンに育つプロモーションを抑える仕組みが体内に備わっているからです。 そのひとつの重要な仕組…

放射線と発がんの関係

放射線を被ばくした健康障害には「急性影響」と「慢性影響」がありますが、慢性影響の主たるものは発ガンリスクの増加です。 また、放射線のDNAに対する作用には、「直接作用」と「間接作用」があります。 直接作用では、非常に強いエネルギーの放射線が細胞…

その人らしい生き方を支える

最後に、私が思うのは、「最高の療養生活を受けるには、自分の生き方にいちばん合った場所にいることだ」ということです。 最後まであきらめずに治療したい人は、どんどん治療をすすめてくれる病院。 残された時間を有意義に過ごしたい人はホスピス。家にい…

安らかな死を迎えるために

この世の生きとし生けるものは、いつか必ず死を迎える日がやってきます。死は自然の営みです。そして、死の多くは病がきっかけとなります。 ならば、病もまた自然の一部ではないでしょうか。事実、がんなどの大病をわずらっても、それを「自然な死のプロセス…

いたわりの気持ちを持ってグチの聞き役になろう

重病人を抱える家族を励ますのはなかなかむずかしいものです。大変な状況に置かれた家族を目の前にすると、周りで見守る人は、どうしても「あれもこれも教えてあげなくては」と焦るものですが、焦りは禁物です。 焦れば焦るほど、「こんなことをしていたらダ…

これが喜ばれる癌の見舞いの品

さて、 一緒に暮らしていない両親や親戚、あるいはごく親しい友人ががんになったので、このページを読んでいる方もいらっしゃるでしょう。 ここでは、そうした″周りで見守る人たち″が、病人とその家族にいかに接していけばいいのかについて、お話をします。 …

上手に癌の見舞いを断る

本人の性格にもよりますが、がん患者さんの多くは病状が進むにつれて、面会をいやがるようになることが多いようです。実は、「見舞い」は患者さんにとってひどく気をつかうものなのです。 末期になると、がん患者さんの中には、痛みや呼吸困難感を訴えること…

介護援助を申し出るときに注意したいこと

病人を抱えたご家族に援助を申し出るときには、こんな配慮が必要です。 たとえば、「お家のことは私が全部面倒をみるわ。あなたは病人にずっとついていてあげて。今しか看病できないんだから」 という言葉。とってもありがたいのですが、家族によっては追い…

がん患者の「ちょっぴりのがんばり」を応援していく

病院で患者さんが、医者や看護師から過大な目標を突きつけられて落ち込んでいるときこそ、家族や友人の出番です。せめて家族や友人が味方になってあげないと、患者さんには逃げ場がありません。 こんなときには、医者や看護師が決めた「目標」をスッパリ捨て…

ときには医療スタッフの発言を無視する勇気も

医者や看護師は、平均的な患者さんができることを目標に掲げます。けれども、十人十色と考えれば、平均から外れる人だって本当はおおぜいいるのです。 たとえば、病院の食事は一人前をしっかり食べることが前提になってしまいがちですが、もともと食が細くて…

調子の悪いときに「目標」はつらい

闘病中の患者さんを追い詰めるものが「目標」だといったら、びっくりするでしょうか。 患者さんの調子のいいときには、確かに「目標」は励みになるのですが、調子の悪いときや自信を喪失しているときなどに「目標」を掲げられると、病人は追い詰められる気持…

「タバコ肺ガン説」は本当?

お酒という嗜好品のお話をしたので、食品ではありませんが、タバコについても言及しておきたいと思います。 「タバコはニコチンやタール、一酸化炭素など有害なガスを体内に取り込むことになる、だから、タバコは有害である」というのがタバコ発ガン説の根拠…

夕食は就寝三時間前までに終える

ここで、 一日を通しての「食事のしかた」を確認しておきましょう。 まず、朝食は、軽めが原則です。もともと日本人は二食だったものが、戦国時代以降、三食に増えたようです。朝は体を目覚めさせ、副交感神経から活動するための交感神経にスイッチを切り替…

果物は「朝が金」

果物はビタミンや繊維が豊富なので、適量は摂りたい食品です。 ただし、前にもお伝えしたように、南国産の果物には体を冷やすものもあります。そのため、陰性体質の人は、特に注意が必要です。 リンゴやミカンなど、日本でたくさん穫れるものなら、適量なら…

間食にはナッツ(本の実)類

忙しくて夕食がどうしても遅くなってしまうという方や、間食の習慣がある方に、いきなり「間食はやめなさい」と言うのは無理なことかもしれません。 しかし、自砂糖や精自小麦粉、それにクリーム・バターたっぷりのケーキなどを間食にしていたのでは、いくら…

「塩」は必要不可欠

塩は、生体における全生理機能を確実に増強するものです。その主だった役割には、次のようなものがあります。 消化器から分泌される各種消化液(特に胃液)の分泌を高める。それによって消化管の嬬動運動を促し、腸内での異常な発酵を抑える。 血管や心臓内壁…

カスピ海ヨーグルトは体に有益か

ここで、ひと頃ブームとなった「カスピ海ヨーグルト」についてお伝えしておきたい事柄があります。 このヨーグルトは、ある日本の研究者が、グルジアの長寿村から持ち帰り、それをもとに作られたとされています。 しかし、グルジアにはたった今ご紹介した「…

グルジア長寿者の秘密 マツォーニ

主食に玄米・雑穀、副食で野菜類などを摂れば、ガンを消すために必要な四つのポイントのうち、「細胞賦活」と「浄血」作用は高めることができます。 もう一つのポイントの「整腸」に関しては、発酵食品を摂って、腸の中の状態を健康に保つようにします。 と…

おかずは「季節の野菜L海草≒小魚≒発酵食品」を

主食を玄米・雑穀にすれば、それだけでも栄養的にバランスのとれた食事になりますから、副食(おかず)に関して、それほど神経質になる必要はありません。 あくまで主食を中心にして、おかずを食べすぎないように注意したいものです。 とはいえ、主食だけの食…

食事のパターンを「穀・菜食」に変える

現在、日本人の食事は自米や自パン(ラーメンやうどんなど精白粉食品も同じ)を主食にし、副食(おかず)は肉類を中心にしています。そこにサラダやおひたし、和え物など付け合わせの野菜を加えたものが、 一般的な食事のパターンです。このような食事では、ガン…

食品添加物大国。日本

日本人は加工する技術にすぐれた民族であると思います。そのため、バラエティーに富んださまざまな食品が市場に出まわり、その食品が劣化しないように合成保存料などを加え、「鮮度」を保ってきました。 おかげで、いつでもどこでも、同じような食品が手に入…

「三白」を食卓なら追放せよ

「ガンを作る食品」の分類とは異なりますが、動物性タンパク質の「肉」「卵」「牛乳」とともに「三自の害」と呼んでいる食品があります。 その一つが、先述した「白米」で、あとの二つは「白砂糖」と真っ白い合成化学物質、つまり「化学調味料」または「化学…

牛乳はガン・アレルギー体質をつくる

牛乳はタンパク質やカルシウムを含み、完全栄養食品の代名詞にもなっています。その一方で「ほんとうに飲んでも大丈夫なのか?」という議論が常に俎上にのっています。 賢い読者の皆さんは、もうおわかりだと思いますが、牛乳は肉や卵同様、摂ってはいけない…

高コレステロール食品「卵」は発ガン食品

卵を固ゆでにするか、半熟にするか? これは好みの問題だと思いますが、「固ゆでだと消化が悪い」とか、「半熟のほうが消化されやすい一といった議論をよく耳にします。 しかし、いずれのゆで方であっても、そもそも卵は消化されにくいのですから、こような議…

肉食過多は肉体と精神の両方をむしばむ

こんな興味深い実験もあります。 インド国立栄養研究所所長だったマッカリソン博士は、ネズミに異なった餌を与え、それぞれの健康状態を調査しました。 一〇〇〇匹ずつ三つのグループに分け、それぞれのグループに別の餌を与え、飼育したのです。 一つ目のグ…

「肉」はスタミナ食ではない

「肉は美味しいし、食べた後はパワーが出る」と考える肉好きの方も多いのではないでしょうか。 しかし、これは錯覚にすぎません。この考え方は、「肉のタンパク質が、そのまま私たち人間の体のタンパク源になる」という誤った認識から導かれたものです。 こ…