おかずは「季節の野菜L海草≒小魚≒発酵食品」を


主食を玄米・雑穀にすれば、それだけでも栄養的にバランスのとれた食事になりますから、副食(おかず)に関して、それほど神経質になる必要はありません。

あくまで主食を中心にして、おかずを食べすぎないように注意したいものです。

とはいえ、主食だけの食事でいいというわけではありません。副食には体質の偏りを正して、季節や風土など、そのときどきの環境条件に体を適応させるという役割があるからです。

副食の基本としては「季節の野菜」「海草」「小魚」「発酵食品」の四つを摂ることを考えましょう。

この基本にしたがって、自分の体質や季節、生活条件に応じて、変化のあるメニューを楽しみたいものです。

ここに、積極的に摂りたい食品をあげてみます。

●根菜「―ニンジン、ゴボウ、レンコン、ダイコンなど
●葉(茎)菜――ニラ、春菊、三つ葉、グリーンアスパラ、フキなど
●ネギ類――ネギ、タマネギ、ワケギ、アサツキ、エシャロットなど
●海草――ヒジキ、ワカメ、昆布、ノリ、青ノリ、モズクなど
●発酵食品――納豆、みそ、醤油、漬物など
●小魚貝――ジャコ、ホタルイカサクラエビシジミ、アサリなど

これらの食品はビタミン、ミネラルを補給し、体質の柔軟性を保ち、外界への適応能力を高めてくれます。

根菜はよく洗って、皮つきのまま使用します。葉菜、とくに青菜類には浄血作用のある葉緑素が含まれていますから、旬の新鮮なものを摂りましょう。

ネギ類は穀物成分の代謝に特に重要なビタミンBを含み、その活性度を高める作用をもっているので、積極的に摂ってほしい食品です。

海草はすぐれた浄血食品で、肝機能の強化にも役立ちます。毎日、何らかのかたちで摂りましょう。