果物は「朝が金」


果物はビタミンや繊維が豊富なので、適量は摂りたい食品です。

ただし、前にもお伝えしたように、南国産の果物には体を冷やすものもあります。そのため、陰性体質の人は、特に注意が必要です。

リンゴやミカンなど、日本でたくさん穫れるものなら、適量ならほとんど問題はありませんが、パイナップルやメロン、スイカなどの南国果物は体を冷やすものなので、夏場以外はおすすめできません。やはり、野菜と同じように、果物も季節のものを食べるのがいちばんです。

果物は「朝が金、昼は銀、夜は銅」といわれますが、これは賢い生活の知恵と言えましょう。

体温が上がる時間、これから活動を始めるという朝に食べるのがベストで、遅くとも午後三時ぐらいまでに食べたほうが無難です。体温が下がってくる夜は極力控えめにすべきです。

また「果物で食べるよりもジュースのほうが効率的」とばかりに、ジュースを買って

きて飲んでいる方がいますが、ビンやパックの場合、殺菌処理がほどこされており、果物本来のビタミンなどの有効成分が失われています。ジュースは、ご自宅のジューサーやミキサーで絞りたてをどうぞ。

また、水分を飛ばして、栄養分が凝縮されているドライフルーツもすぐれたミネラル食品。ただし、漂白剤などの添加物が使われていないものを選びたいものです。