高コレステロール食品「卵」は発ガン食品


卵を固ゆでにするか、半熟にするか?

これは好みの問題だと思いますが、「固ゆでだと消化が悪い」とか、「半熟のほうが消化されやすい一といった議論をよく耳にします。

しかし、いずれのゆで方であっても、そもそも卵は消化されにくいのですから、こような議論に意味はありません。

卵は栄養食品の代表のように言われています。

「一日に必ず一個は食べる」という人や、疲れているときに生卵を飲む人さえいます。

卵がかえればニワトリになり、 一つの新しい生命が誕生するわけですから、その生命のもとになる栄養分がすべて含まれていると考えられているのでしょうか?

しかし、卵は人間の体にとっては有益ではなく、むしろ有害な食品なのです。

その第一の理由は、肉同様、卵のタンパク質も腸の中でスムーズに処理されないからです。卵のタンパク質は胃腸に負担をかけるばかりでなく、弱った腸壁をすり抜けて血液の中に入りやすく、それによってガンやアレルギー体質を作りだすのです。

そもそも卵は、コレステロールをたくさん含む食品です。また、消化酵素の一つ、トリプシンの働きを阻害する作用があり、さらにはビタミンの欠乏を引き起こすビオチンという物質も入っています。生卵を飲むとスタミナがついたような気になるのは、卵に

含まれるレシチンやリン酸やコリンが細胞を興奮させる作用があるからで、ほんとうに強精効果があるわけではありません。そもそも、 一般に市販されている卵は「無精卵」で、メンドリが単独で産む卵ですから、いくら温めても孵化することはなく、腐るばかりです。

このように生命の源とはいえない、いわば死んでいる卵に、私たちの体への効果が期待できるでしょうか?

それならば「有精卵」ならばいいのかという話になりますが、卵が消化されにくく、腸内で腐敗しやすいことに変わりはありません。

卵が体にいいか悪いかを考える上で大いに問題にしなければならないことに、人工的なニワトリの飼育方法があります。

ニフトリたちの体力を消耗させないように、狭い鶏舎にぎっしリニフトリをつめこみ、不自然な人工飼料を餌として与え、昼夜の識別ができないように窓をなくし、太陽の光にも当てず、夜間も人工照明をつけるというように、ただただ産卵率を高めるための飼育法がとられているのが現代の養鶏場です

こんな不自然な飼育法のせいで、 ニフトリの中にも、ガン(自血病)やその他の病気にかかっている不健康なニフトリがたくさんいるのです。そんなニワトリの産む卵を、皆さんは食べたいと思われますか?

また、餌として与えられる人工飼料にも、抗生物質や合成ホルモンが入れられていて、それが卵の中に出てきています。こういった合成物質はみな、多かれ少なかれ発ガン物質なのです。

このようなことを考え合わせると、卵は人工的に作られた発ガン食品であり、人間の健康に寄与する食品であるとは言えません。むしろ、避けるべき食品なのです。