「塩」は必要不可欠
塩は、生体における全生理機能を確実に増強するものです。その主だった役割には、次のようなものがあります。
消化器から分泌される各種消化液(特に胃液)の分泌を高める。それによって消化管の嬬動運動を促し、腸内での異常な発酵を抑える。
血管や心臓内壁に付着している不要物を溶かし、取り除く。そのため、血管やリンパ管の老化防止が図られる。
内臓全般の組織機能を活性化し、各臓器の生理機能と新陳代謝とをスムーズにする。
脳神経系の機能を活性化することで、精神活動を活発にする。
防腐、殺菌、解毒の効果を高めることで、血液が浄化され、自然治癒力を増進させる。
このような役割から、塩は単なる食品や調味料なのではなく、私たちの生命の営みに深く関与する「必需品」だということができます。特に免疫機能を高め、病気を治す働きや、健康状態を一定レベル以上に保ち、健康長寿をもたらす働きに関わりがある「還元力」を持った、生命エネルギー物質なのです。
しかし、こうした本来的作用を十分に発揮させるためには、生体ミネラル(金属元素)を豊富に含む「自然塩」でなければなりません。
ではなぜ、生体ミネラルを含む自然塩が、これほどまでに私たちの体の生理機能の根幹に深い関わり合いをもっているのでしょうか。それは、生命の進化と深い関わりがあるのです。