これが喜ばれる癌の見舞いの品


さて、 一緒に暮らしていない両親や親戚、あるいはごく親しい友人ががんになったので、このページを読んでいる方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、そうした″周りで見守る人たち″が、病人とその家族にいかに接していけばいいのかについて、お話をします。

そういった立場の方からよくご相談を受けるのが、お見舞いに行く際に何を持っていったらいいかということです。

見舞いの品選びは案外むずかしいものです。食べられない人に、食べ物をたくさん持っていっても困るだけですし、お花もたくさんになると置き場がなく、世話をするのが大変です。果物も、冷蔵庫が共有の病院では保存がききません。また、皮をむく必要のあるものは、動けない患者さんには不向きです。

入院している患者さんを訪ねるとき、無難な選択としては、おいしい水、お茶、テレホンカード、テレビカード、暇つぶしになる軽い内容の本などがおすすめです。

もし、必要なものをあらかじめ聞くことができれば、それに越したことはありません。ただ、手ぶらで気軽に訪ねるほうが病人も気楽なことも、案外多いものです。最大の見舞いの品は、「あなた自身の温かい心」です。