日本のがん治療で中心的な役割を担っているのは、外科医


外科医の仕事は切ることです。そういうわけで、日本ではがんを切1余することが圧倒的に多いのです。

しかし、手術は人体に大きなダメージを与えます。がんで死ぬのではなく、手術の後遺症のせいで死んでしまうがん患者が多いのです。人体を切り刻むのですから、相当なマイナスがあるのは当然です.相当なマイナスがあるのは確実なのですから、手術によって得られるメリットがよほど大きなものでなければ、受けてはならないというのが、合理的な考え方です。私は、読者を驚かそうとしたり、不安をあおっているのではありません。

手術の危険性を示すアメリカのデータを紹介しておきます。

1976年のこと、ロサンゼルスの医師が5週間にわたリストライキを行いましたが、その間の病院における週間死亡率は、その年の平均を下回りました。この原因を専門家が調査したところ、死亡率の低ドはストライキ期間に不要な手aiが行われなかったせいだということが判明しました。

いくらストライキでも、救急の手術は行われていたのですが、そうでない手術は完全にストップしていたのです。ストライキが終わり、内科医や夕ヽ利・医が職場に復帰したところ、死亡率はふたたび上がり、今度は数週間にわたって平均を上国ったのです

医者がストライキをすると死者が減った、 という怖いけれど本当の話でした。手術の危険性を如実に示すデータです。そういうわけですから、手術をすすめられたら手術室に入るこ

とに同意する前にかならず、自由な立場にいる、利害関係のない医者2人か3人から意見を聞きましょう。あなたの身を守るためです。

1976年に国サンゼルスの総合病院で医師たちが5週間にわたリストライキを行いました。その間、驚くべきことに病院における週間死亡率がその年の平均を下回つたのです。

ところがストライキか終わつて医師たちが職場に復帰したらその年の平均を上回つてしまいました

ストライキで手術が完全にストップしていた期間は、明らかに死亡率が下回っている。

ということは手術をしたほうが危険だということを表していることにもなる