栄養学に基づかないがん治療


だれの人生も一度しかありません。やりなおしはできません。あなたの人生に責任をもてる人は、あなただけです。あなたが、あなたの健康と人生について責任のもてる意思決定をするには、十分な知識が必要です。

国のいうとおりにしていれば、健康でいられると思ったら人間違いです。厚生労働省は業によって病気を予防したり、治療したりする政策を推奨してきました.いまもそうです。その結果、製薬業界をもうけさせ、繁栄させてきました.その功績によって厚生官僚は、やがて製薬会社やその周辺団体に天下りします。よいとか悪いとかいっているのではありませんのこれが世の中のしくみなのです。

あなたは、がんの知識や治療法を専門家である医者に頼るかもしれませんcしかし、医者はあなたに代替療法があることを知らせる義務はありません。たとえ、代替療法が三人療法より効果的で、副作用がなく、より安価であったとしてもです

なぜかというと、医者は医学部で代替療法の教育を受けていないこと、医者がひんぱんに日にする医学雑誌に論文として掲載されていないからです。

毎日、患者と接している医者は′陀しいため、医学雑誌にしか目を通しません。医者が医学雑誌を読んで、ごくまれにですが、治療法を変えることがありますっいくつかの二重盲検試験による臨床試験が行われ、人体に対し治療効果があることが証明されたときです。これは、「証拠にもとづいた医療Jと呼ばれるものです。

『サイエンス』『ネイチャー』『セル』『PNA創などの一流の科学雑誌には、がん細胞やマウスを用いたがん予防やがん治療に役立ちそうな論文がたくさん掲載されています。

しかし、毎日、がん患者と接している医者からみれば、研究室で行われているがん細胞やマウスを用いた基礎実験は、ヒトには役立たないものでしょう。マウスとヒトは違うというのは本当のことです。臨床試験によるヒトヘの効果が確かめられなければ証拠にならないというのは事実です。そういうわけで医者は、科学雑誌を読みません。医者は、研究室で発見された膨大な研究成果を知る機会がありません。もう1つ問題があります。

西洋医学は、医学部教授たちのなかのエリートの作成したガイドラインにしたがって行われます。彼らは血圧やコレステロールの基準値ばかりか、がんの治療法も決めているのです。

でもエリートは、栄養療法、精神身体医学、精神神経免疫学の分野の文献を読むことはありません。

経済的な力があまりに大きいために、この状態をすぐに変えることはできません。とりわけ、製薬業界から医学部や政府に流れる巨額のカネの影響が強いのです。

世界における製薬業界の売り上げは年間約50兆円で、そのうちの20パーセントにあたる10ソL円が利益です。これほど高い利益率を誇る業界はほかにありません。製薬業界は、俗にいう、「濡れ手に栗」のビジネスなのです。